怒涛の年末をなんとか乗り切り、令和7年がスタートしました。
令和6年は、通販の拡大やふるさと納税に参加したりとバタバタしていました。SNSの影響で全国から能登の現状に関心を持っていただいたりと非常に内容の濃い1年でした。
まだまだ復旧復興が進んでない現状はありますが、今できることをしっかりやろう!と思っています。
ただ、メディアと地域住民との情報格差はすごいので、他の地域で起こる災害情報などもメディアの情報を鵜呑みにできないなと思います。
例としては、能登の国道県道が9割復旧したとメディアで伝えていましたが、実際はかろうじて車が通れるだけの道路工事をしただけで滑落した道路はそのままで、積雪があると、滑落した道路に車が転がりそうになります。9割復旧という言葉は希望的観測をうんでしまいます。(TOT)
という感じで、今まで他の地域の災害などもメディアの伝え方で希望的観測をうみ、継続的な支援が途切れた可能性は否めません。
今後はメディアを過信せず、能登以外の災害情報にも関心を持ちたいです。
こんなに災害の多い能登で農業を継続する意味はあるのか?と半年ぐらい考えました。それは復旧復興の進捗や本職の農業者への支援など考えると見切りつけて能登を離れたほうがいいと思います。
能登をあきらめる。
誰だってそうアドバイスします。
100人に聞けば99人は能登を離れて他の地域で農業での農業を選びます。
私が能登に来た時は、能登でしかできない農業をしたいという想いが強かったのですが、現状は能登でしかできない農業が実現できないのです。奥能登地域の農業の支援優先度は非常に低いと感じています。
今回、大変多くの県内外(北海道〜九州)お客様から、能登で農業をしてる『おおやまファーム』を応援いただいたことで、万に一つの可能性を感じました。
能登でしかできない農業ではなく、農業でもできる農業に切り替え、ブランディングしていこう!と。
そんな想いを種苗メーカーさんに伝えたりと、令和6年は本当にバタバタしていました。そういう切り替えを令和7年度は少しづつ形にしていこうと思っています。m(_ _)m
今年のメインの栽培は、パプリカ、大玉トマト、ミニトマト、キュウリ、サツマイモの予定です。