★作業日誌★

キュウリはじめました。

投稿日:

こんにちは。

能登は台風10号が来るかもと台風を想定してビニールハウスの補強など準備していましたが、熱帯低気圧に変わり安堵。ε-(´∀`*)ホッ

7月末〜8月末でトマト→キュウリと衣替えするのでバタバタしてます。

5月中旬〜7月末は金沢の青果市場にトマトを出荷しています。農協の共選という複数の生産者がトマトを出荷できる仕組みで、色や形でランクが決まり価格に反映されます。色や形が価格に反映されますが、一番大事な味は?は関係ありません。

美味しいトマトを作れない農家にとっては、共選という仕組みはありがたい。美味しいトマトを作る生産者にとっては差別化のため別の販路開拓をする必要があります。

美味しいトマトを作り、自分で販売できるノウハウがあれば、ブランド化でき、今年はその第一歩でした。

今、パプリカ販売で、関東、関西からたくさん注文をいただいています。美味しい野菜は全国のお客様からのニーズがあると実感しました。

スーパーの大半は、共選という仕組みでランク分けされたものを仕入れて陳列しています。消費者がきれいな野菜に執着するため、味よりは見栄えを優先した歴史なのかなと。スーパーのお客様の大半は野菜やフルーツを選ぶ際、必ずひっくり返しますよね。

自分が食べてる野菜の農薬って気にした事ないですが、売ってる野菜だから安全という認識の人が多いと思います。

最近、JA共選で出荷された野菜の残留農薬が問題になり、出荷分を回収したり、産直で販売された野菜が基準値を大幅に超えていたりと。何を信用したらいいのか?という状況ですが、これは昔からあった話です。

農薬の使用方法を厳守し、色、形、味の優れた野菜を作る農家は、消費者と直接つながる販路開拓が急務です。

という事で、若手農家を増やすため、旧システムに頼らない販路開拓に尽力したいと思っています。

 

 

秋作のキュウリの場合、トマトを撤収しながら種まきから定植まで2週間〜3週間で完了するため早朝4時半には畑に出ないと間に合いません。

早朝4時半から仕事を始め、それに比例した収入が期待できないから若手農業者が増えません。一時的に農家になっても現実を知り離農されています。私達が道しるべになるために今いろんな可能性を探っています。

ただ、販路を開拓しても、販路を維持するのは営業スキルやコミュニケーションが必要で、それが皆無な若手農業者が増えてるのも問題ですね。農協の共選があればそういう農業者を助け、日本の食糧自給率の激減にブレーキをかけれます。一長一短ですね。

-★作業日誌★

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

カボチャの進捗

今日の能登の天候は夕方から暴風雨ということで、それまでにダッシュで露地の作業です。カボチャの追肥をして、つるの整理整頓です。近くに養蜂場があるせいか、よく蜜蜂の姿を見かけます。受粉頑張ってくれてます。 …

カボチャの進捗

能登は、昨年より雨が少ないですね。雨に頼れないので定期的に水やりをしないとカボチャもスイカも大きくなりません。困るのが・・・水は必要ですが、水はけが悪いと病気になったりします。必要以上に水を与えるとダ …

平常運転

能登は地震後、徐々にライフラインが復旧していますが、復興は少し時間がかかりそうです。 農業にも多大な影響があったのですが、植物は地震の影響など関係なく季節を教えてくれます。 春菊の花、はじめて見ました …

多品目栽培

能登は、田植えの時期を迎え、いろんなとこでトラクターや田植え機が行き来しています。 田んぼや畑が動き出すと、賑やかになりますね。 さて、トマトの収穫が始まり、市場出荷しています。 今年は、トマトの他に …

国産パプリカ(奥能登)

ここ3週間雨が降らず、人も野菜もフラフラでした。 今日は久しぶりの災害級の大雨。 10日に2〜3回ぐらいの穏やかに雨が降ってくれたらいいのにと思いながら、雨のお陰で、畑が生き返りました。 猛暑の中、ビ …

2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
友だち追加
Facebook
Instagram